■ やってはいけないこと 危険!NG集
○ 水単品は絶対NG
水ダイエットのやり方でも書きましたが、水だけ飲んでダイエットというのは絶対にしないでください。
人間からだは運動しなくても、生命を維持するために心臓など内臓などは休み無く働いてくれています。
無理なカロリーカットは健康な身体そのもの、最悪の場合は命まで失いかねません。
断食のようなダイエット方法もありますが、そういったことを行う場合は医師の指導のもと行ってください。
○ 水中毒にご注意
水ダイエットは水をたくさん飲みますが、水の過剰な摂取によって低ナトリウム血症が起きることを水中毒といいます。
これは身体の処理能力以上の水分を摂取することで、体内の水分バランスが崩れ血液中のナトリウム濃度が異常に低下した状態をいい、錯乱や嘔吐、頭痛、筋肉の痙攣などを引き起こし最悪の場合死に至る場合もあります。
体内の水分バランスが崩れる原因としては、水の飲みすぎはもちろん、スポーツによる脱水や、下痢もしくは嘔吐が原因の場合もあります。
実際にアメリカでは任天堂「Wii」が商品の水飲み大会に参加した28歳の女性が、7.6リットルの水をトイレに行かずに飲み干し、翌日に死亡したというような痛ましい事故も起きています。
水ダイエットを行う場合は、塩分も必要量必ず取れる食事をしましょう。
健康な成人1日当たり必要な塩分は
男性 : 9g未満 女性 : 7.5g未満 (厚生労働省推奨食塩摂取量)とされています。
こってり濃い味の食事が好きで塩分を摂りすぎている方が水ダイエットをすると、ムクでしまいます。適量の水と塩分を摂りましょう。
スポーツをする場合などは医師やトレーナーなどに相談し適切な量を把握する必要がありそうです。
また、水を飲むタイミングでも書きましたが、一度に大量に水を摂取するのではなく、こまめに飲むことが大切です。
ダイエットというとやりすぎてしまうタイプの方がいらっしゃいますが「沢山飲めば飲むほど痩せるのではありません。」適量以上は害になりますのでご注意ください。
身体の処理能力以上の水を摂取して、水中毒にならなかったとしても、ムクミで太ると思いますよ。
ですので、短期決戦のようなダイエットがお好きな方には水ダイエットはお勧めできません。
このダイエットの効果は非常にゆるやかで、体質改善をしましょうというものです。
「健康的に長期スパンで痩せたい、痩せたらさらに長期スパンでそれをキープしたい。」と思う人に向いていると思います。